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資金が小さいということはメリット?

トレシズドローダウン対策

株では、

資金が大きくなればなるほど運用が難しくなる、

とはよく言われます。

これはなんといいますか、

資金が大きくなるほど、

売買可能な銘柄が減ってしまうためですね〜。

板が薄い銘柄に大きなロットは張れないですし、

主にマーケットインパクト関連のお話になってくるためです。

実際に各戦略の売買代金制限を20億などにしてみますと分かりやすいのですが、

だいぶ通算利益率や期待値が落ちる場合が大半だと思います。

これはなぜか?といいますと、

・取引回数が減るため
・また、売買代金制限を増やせば増やすほど大型株シグナルが増えるので、ボラが小さい銘柄が増えるため

などの理由が大きいと思いますね〜。

もちろん、

上記のようなカスタマイズは、

通算利益率や期待値が落ちる一方、

マーケットインパクトやスリッページの影響が軽減できる点、

また、将来的に資金が増えても使い続けられる点などではメリットもあり、

カスタマイズ手法としては1つでもある、

とは言えるかもしれません。

一方、

資金が小さいうちは、

「幅広い銘柄を相手にできる」

という、

大きなメリットが存在します。

あくまで個人的な考えですと、

「資金が小さいうちの特権である、この恩恵を生かさない手はないのではないか?」

というのが持論だったりしますね笑

幅広い銘柄を相手にした方が当然資金効率はいいですし、

またボラがある銘柄を相手にできますので、

投資機会が多い(期待値がある箇所が多い)ためですね。

ただもちろん、

ボラがある銘柄を相手にする場合には、

各戦略の「平均損失」の項目を見まして、

たとえば

「平均損失が大きい戦略の場合にはロットを落とす」

などの対策があるとなおベターだとは思っていたりします。

なお、

1取引でちょっと食らいすぎるという場合には、

「新興銘柄に張りすぎていないかどうか」

という点をチェックした方がいいかもしれませんね。

平均損失が大きい戦略というのは、

時折大きいDDがありますので、

こういった戦略はロットを見直した方がいい場合も結構ある、

というのが個人的な考えですね〜。

トレシズの「ドローダウン対策」の記事

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