結構使える待機パレット(2)
イザナミにはナンピン設定がありまして、
ナンピンに必要な条件設定としましては、
(1)バックテスト側の基本設定で、「保有中や待機中の場合は、次の仕掛けはしない。」のチェックを外す
↓
(2)最適分散投資側のオプションで、
「同じ銘柄を重複して保有しない。」のチェックを外す
「保有している銘柄に追加で仕掛ける場合の最大を指定する。」にチェックを入れる
という感じになります。
たとえばですが、仕掛け条件が、
・前日比(率)が−10より小さい→買い
という戦略があったとします。
要するに、−10%下がったら成行買いという戦略ですね。
この戦略で上記ナンピン設定を使った場合、
前日比率が−10%下がった場合には、
保有中の銘柄であろうと再度買いシグナルが発生するようになります。
これはこれで1つの手法であるとは考えられまして、
限度があるナンピンであれば、
「仕掛けタイミングのずれに対応しやすい」
というメリットはあると思いますね〜。
ただ一方、
上記手法の欠点としましては、
「前日比(率)が−10より小さい」
という、初回の仕掛けと同じ条件を満たさない限りシグナルが発生しない、
という点でしょうか。
たとえばですが、
(1)まずは初回に−10%下がった銘柄に仕掛け
↓
(2)その銘柄はまったく反発せず、ジリジリ下げ
↓
(3)その後、しばらく横這い推移し、−10%下がる日もなし
↓
(4)その後、一気にリバウンド
という推移をした銘柄があった場合、
上記条件ですと、
(1)の段階でしかシグナルが発生しないため、
(4)のリバウンドを取ることができません。
こういった欠点があります。
これを解消するにはどうするか?といいますと、
例の待機パレットを使います笑
たとえばですが、
・前日比(率)が−10より小さい→1日待機する→買い
とすれば(2)の段階でナンピンシグナルを出すことができますし、
・前日比(率)が−10より小さい→2日待機する→期間上昇率(2日)が0より小さい→買い
とすれば、
(4)の段階のように、下げた後まったく反発していない銘柄のみを狙うことができたりします。
このように、結構便利な手法だとは思いますね〜。
ナンピンも、
回数が増えますと危険ですが、
限度を設定した上でロットを計算しておき、
「仕掛けタイミングや手仕舞いタイミングのずれをカバーする」
といった目的で使う分には、
非常に有用なテクニックだと思っています。
前々記事:市場投入額について
前の記事:結構使える待機パレット
今の記事:結構使える待機パレット(2)
次の記事:結構使える待機パレット(3)
次々記事:イザナミの自動操作方法