どの程度の期待値があれば、ポートフォリオに組み入れるか?
システムトレードのポートフォリオにおきまして、
「どの程度の期待値があれば、ポートフォリオに組み入れるか?」
という点は、
なかなか悩ましいところだと思います。
個人的には、
勝率よりも期待値重視派なので、
1トレードあたりの期待値は無視できません苦笑
今日はこのあたりについて書かせていただきたいと思います。
まず前提として、「シグナルを絶対に出さない日」というものがあります。
これは個人的なスタイルというだけではあるのですが、
・絶対にシグナルを出さない日
・もしくは、絶対に当日引けでポジションを手仕舞いする日
というものを設けています。
これはもちろん裁量ではなく、
日経やTOPIX、個別銘柄等のテクニカル的なお話ですね。
翌日反発する確率が6割、
超暴落する確率が1割という感じだったら持ち越さない、
こういったイメージです苦笑
それ以外のノーポジの日をどう考えるか?
やはりといいますか、
「資金効率」
を考えますと、
上記シグナルを絶対に出さない日をのぞきましては、
ノーポジは避けたいところです。
そのため、
ポートフォリオの日次損益などで、
ポジションがない凪の時期が多い場合には、
その時期にシグナルが出るような戦略を追加するわけですね~。
追加する戦略の、期待値の高さは?
いわゆる「凪」の時期用として追加する戦略の期待値は、
最近の個人的なスタイルですと、
「0.5%以上」
が基準となっているかもしれません。
以前よりは若干上げました苦笑
最近はどちらかといいますと、
・全戦略の1トレードあたりの期待値を0.5%以上に上げる
・その上で、凪の時期のシグナル数は、戦略数を増やすことで対応する
といったスタイルになってきています。
ただし、もっと期待値が取れる時期は、0.5%程度の戦略は動かさない
たとえば市場暴落時期などは、
1トレードあたりの期待値が2%を超えてくることも結構ザラですし、
こういった時期に期待値0.5%の戦略を動かすのは損です苦笑
そのため、
期待値が小さい戦略はあくまで
「資金効率向上用」
という位置付けで、
シグナルが十分な時はシグナルを出さないような仕組みの構築が吉、
と思っていたりしますね~。
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