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多元複利運用における入金投資法を考える(3)

トレシズ複利運用

よくある複利の計算ですが、

元本1,000,000円、年利10%だった場合、

単利と複利(年複利)の差は以下のような感じになります。

年数 単利の場合 複利の場合
0年後 1,000,000 1,000,000
1年後 1,100,000 1,100,000
2年後 1,200,000 1,210,000
3年後 1,300,000 1,331,000
4年後 1,400,000 1,464,100
5年後 1,500,000 1,610,510
6年後 1,600,000 1,771,561
7年後 1,700,000 1,948,717
8年後 1,800,000 2,143,589
9年後 1,900,000 2,357,948
10年後 2,000,000 2,593,742

もちろん単利より複利の方が伸び幅が大きいのは必然ですが、

注目箇所としましては、

複利の0年後: 1,000,000円
複利の1年後 1,100,000円
差額: 100,000円

複利の9年後: 2,357,948円
複利の10年後 2,593,742円
差額: 235,794円

と、当たり前ながら、

「元本が大きいほど利益額(損失額)が大きくなる」

という点でしょうか。

こういった面から考えますと、

複利における元本の大きさというのは1つの武器になる、とは考えられるかもしれません。

入金投資法の場合、

自力で元本を増やすという手法のため、

いわば「自力でパワーを増やす手法」といった感じなのかもしれませんね汗

もちろん複利は初心者向きではなく、

どちらかというとシストレをある程度学んだ中級者以上向きだとは思いますが、

もし複利を採用される場合には、

上記のような計算を一度はやってみると面白いかもしれません。

「何年後にどれぐらいの資産を目指すか?」

という数字設定がありますと、

「どの程度のリスクをとらないといけないのか?」

という面が見えてくるかもしれません。

もちろん年利10%というのは机上の空論であり、そうそうシンプルに到達できる領域でもないですが(コラ、

あくまでモチベーションの向上というメンタル面だけでも、

上記のような目標設定は結構メリットがあると思っていたりしますね〜。

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