優先順下位は上位に比べて期待値が低いか?
結論から書かせていただきますと、
私の中の持論では、
「優先順下位は上位に比べて期待値が低い場合が大半」
という感じです苦笑
たとえば、
・移動平均乖離率(終値)(15日)が小さい順
という優先順の戦略があったとします。
この優先順は押し目等を狙う逆張り買い系で多いと思いますが、
逆張りでは基本、
押している銘柄ほど期待値が高い場合が多いので、
上記移動平均乖離率(終値)(15日)が小さいほど、
つまりは優先順上位ほど期待値が高い場合が多い、
という理屈ですね。
「移動平均乖離率(終値)(15日)が小さいほど期待値が高い戦略なのかどうか」
につきましては、
上記優先順を逆順、つまりは
・移動平均乖離率(終値)(15日)が大きい順
にして差を見比べると分かりやすいと思います。
大きい順にして期待値が結構落ちるようであれば、
「その戦略では押した銘柄を狙った方がいい」
といった感じで結論を出すことができます。
ただもちろん、
「絶対に優先順下位ほど期待値が低いとは限らない」
という事例もあります(ぇ
これはたとえばですが、
・移動平均乖離率(終値)(15日)が小さい順の方が期待値が高いことは明らかなものの、あえて移動平均乖離率(終値)(15日)が大きい順でシグナルを抽出している戦略
などですね〜。
私自身、
あえて上記のような組み方をする場合があるほどで、
これはなぜかといいますと、
・同じ優先順を使いすぎると、ポートフォリオでシグナル銘柄が一致しすぎるため
・銘柄を変えることによりマーケットインパクトの緩和&リスクヘッジ
といった狙いがあります。
また他にも理由がありまして、
戦略ではよく、
「過去には効かなかった優先順が、将来的に効いてくる」
という事例があったりします汗
これは理由ははっきりとはしていないのですが、
おそらく、
最新の相場状況がその優先順に合ってきたということなのかもしれない、
と考えていたりしますね〜。
あとは、
たとえば売買代金が大きい順など、
特に位置的な優位性がない優先順で結果を出す戦略の方が、
個人的には好きだったりしますね。
これはなぜかといいますと、
「その戦略は、どの優先順でも機能する可能性が高いということだから」
ですね〜。
優先順を突き詰めすぎるというのは過去相場にフィッティングさせるということなので、
「あまり突き詰めすぎないのがいいのではないか?」
と思っていたりします。
最適分散投資の優先順よりも、
ロジック内容等にこだわるのがおすすめですね笑
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